【この記事でわかること】
- SBI証券と楽天証券、どちらを選んでも安心と言える理由
- 迷ったときの3つの決め方(ポイント・クレジットカード・使いやすさ)
- クレジットカード積立の還元率の違い
- 自分に合うのはどちらか、タイプ別の早見表
「ネット証券で口座を作ろう」と決めたあと、多くの方が次に悩むのがここです。
「SBI証券と楽天証券、結局どっちがいいの?」
どちらも人気のネット証券なので、迷うのは当然です。実は、この2社は選び方のコツさえ知っていれば、迷わず決められます。今回はその3つの決め方をご紹介します。
あやの:ネット証券がいいのは分かりました。でも、SBI証券と楽天証券、どっちにすればいいですか?
にしやん:いい質問ですね。実はこの2社、どちらを選んでも大きな失敗はしにくいんです。
あやの:えっ、それなら余計に迷っちゃいます…。
にしやん:大丈夫です。「決め方」が3つあるので、順番に見ていきましょう。
迷ったら、普段貯めているポイントで決めるのがおすすめです。楽天のポイントを貯めている人は楽天証券、三井住友カードなどVポイントを貯めている人はSBI証券が選びやすいでしょう。どちらもネット証券なので、対面型の金融機関より安心して始めやすく、迷いすぎて始めるのが遅れるほうがもったいないです。
どちらを選んでも安心な理由
まず、SBI証券と楽天証券に共通しているポイントを整理します。
なお、表の「つみたて投資枠」とは、NISAの中で毎月コツコツ積み立てる枠のことです(年間120万円まで)。
| 項目 | SBI証券・楽天証券に共通していること |
|---|---|
| つみたて投資枠の商品数 | どちらも豊富(200本台) |
| つみたて投資枠の購入手数料 | 無料(金融庁のルール) |
| 口座開設 | スマホ・ネットで完結(マイナンバーカードなどの本人確認書類がある場合) |
| クレジットカード積立 | どちらも対応(月10万円まで) |
詳しい違いは第16回で解説したとおりです。つまり、2社の間で「ここが大きく劣る」という点は、あまりありません。だからこそ、あとは自分の生活に合うかどうかで決めて大丈夫です。
取扱商品数や手数料、ポイントの条件は、時期によって変わることがあります。口座を開く前に、必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
決め方1:普段貯めているポイントで選ぶ
1つ目の決め方は、普段から貯めているポイントです。
楽天証券では楽天ポイント、SBI証券ではVポイントやPontaポイントを、投資に使うことができます。
にしやん:たとえば、楽天市場でよく買い物をするAさんの場合を考えてみましょう。
あやの:楽天ポイントがたくさん貯まっていそうですね。
にしやん:そうです。楽天証券なら、そのポイントを1ポイント=1円として、投資信託の購入に使えます。
すでにポイントを貯めている人は、それをそのまま投資に使えるほうが、ムダがありません。
楽天証券では、楽天ポイントを投資信託の購入に使える対象口座として、NISA口座も記載されています。ただし、使えるポイントの種類(期間限定ポイントは対象外など)や、使える上限には決まりがあります。詳しくは楽天証券の公式サイトでご確認ください。
決め方2:持っているクレジットカードで選ぶ
2つ目の決め方は、持っているクレジットカードです。
クレジットカード積立(カードで投資信託を毎月買う仕組み)をすると、積立額に応じてポイントが貯まります。この還元率は、証券会社とカードの組み合わせで決まります。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 使うカード | 三井住友カード | 楽天カードなど |
| 積立の上限(月) | 10万円 | 10万円 |
| 貯まるポイント | Vポイント | 楽天ポイント |
| 基本のカードの還元率の目安 | 0.5%(NLの場合。年間のカード利用額が10万円以上のとき) | 0.5%(ファンドの条件によって変わる) |
| カードの種類による違い | 上位カードほど高い | 上位カードほど高い |
表の「NL」は「ナンバーレス」の略で、カード番号や有効期限が、カードの表面に書かれていないタイプの三井住友カードです。
にしやん:三井住友カードを持っているBさんが、毎月5万円をSBI証券でクレジットカード積立するとします。還元率が0.5%(年間のカード利用額が10万円以上の場合)なら、1か月に250ポイントです。
あやの:年間だと3,000ポイントですね。
にしやん:そうです。何もしなくても貯まるので、持っているカードに合わせて選ぶと、少しずつ差がつきます。
クレジットカード積立の還元率は、過去に改定されたことがあり、今後も変わる可能性があります。カードの種類や年間の利用額によっても変わります。たとえばSBI証券の三井住友カード(NL)は、年間のカード利用額が10万円未満だと、積立のポイントが付きません。この利用額には、積立の金額は含まれません。楽天証券は、積み立てるファンドの条件(代行手数料の年率)によっても還元率が変わります。代行手数料とは、ファンドの運用にかかる費用のうち、証券会社などの販売会社が受け取る分のことです。始める前に必ず各社の公式サイトで最新の条件をご確認ください。
決め方3:画面・アプリの使いやすさで選ぶ
3つ目の決め方は、画面やアプリの使いやすさです。
ポイントやカードで決め手がない場合は、この点で選んで大丈夫です。ただし、使いやすさは人によって感じ方が違います。どちらが上、ということはありません。
あやの:ポイントもカードも、どちらでもいい場合はどうすればいいですか?
にしやん:そんなCさんのような場合は、公式サイトやアプリの紹介画面を見比べて、「こっちのほうが見やすいな」と思うほうを選べば大丈夫です。
あやの:直感でもいいんですね!
口座は、あとから変更することもできます。ただし、NISA口座は年単位でしか変更できないため(第16回で解説)、最初に少しだけ時間をかけて選んでおくと安心です。
迷ったときの診断早見表
ここまでの内容を、タイプ別に表にまとめました。
| あなたのタイプ | おすすめ |
|---|---|
| 楽天市場をよく使う・楽天ポイントを貯めている | 楽天証券 |
| 三井住友カードを持っている・Vポイントを貯めている | SBI証券 |
| Pontaポイントを貯めている | SBI証券 |
| ポイントもカードも特にこだわりがない | 画面を見比べて、使いやすいほうを選ぶ |
どちらを選んでも、「対面型の金融機関で、手数料の高い商品をすすめられる」というリスクは避けられます。大事なのは、迷いすぎて始めるのが遅れないことです。決め方に当てはまるほうを選んで、まずは一歩を踏み出してみましょう。
まとめ
- SBI証券と楽天証券は、どちらを選んでも大きな失敗はしにくい
- 決め方1:普段貯めているポイント(楽天ポイントなら楽天証券、VポイントならSBI証券)
- 決め方2:持っているクレジットカード(還元率の条件は公式サイトで確認)
- 決め方3:画面・アプリの使いやすさ(好みで選んでOK)
- 迷いすぎず、ネット証券で早めに始めることが大切
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「SBI証券と楽天証券、どっちにしよう」という迷いが、少しでも軽くなっていたら嬉しいです。
口座をつくったあとに、最初に迷うのは「何を買えばいいの?」ということです。
次回は、その答えにつながるヒントをお話しします。どうぞお楽しみに。
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本記事は2026年10月時点の情報をもとに作成しています。内容は各金融機関の公表資料等に基づいていますが、取扱商品数・手数料・還元率・ポイントの条件は、今後変更される可能性があります。正確な最新情報は、各金融機関の公式サイトでご確認ください。本記事は特定の商品や運用方法、金融機関を推奨するものではなく、一般的な情報提供を目的としています。投資は自己判断・自己責任で行っていただき、個別の税務・投資判断に関するご相談は、税理士やファイナンシャルプランナーなど専門家にご相談ください。本記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

